こんばんは。店主・カネコです。
29日金曜にお店の大掃除が終わりました。
1年分の垢を落としたのですが見た目は何も変わらず(^^;
でも気持ちはすっきりです。
また、金曜日だから営業していると思われたお客様たちが結構いらっしゃったので
冬季休業の徹底周知の難しさを知りました。
ご足労いただいた皆さま、申し訳ございませんm(__)m
来年3日10:00~17:00から営業を始めます。
今年一年ありがとうございました!
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、お店でもあまり話していない2023年の出来事を1つ。
12月のとある日にコーヒー講座講師の代行を行ってきました。
時はさかのぼり9日土曜、営業終了後…1本の電話が…まず「金子あやさんですか?」と。
電話口から「名刺を見て電話をしてます。以前、コーヒーについて教えてくれる人がいるって
娘がお会いしたらしく名刺を貰ってきて、その名刺を探して…」と。はて?はて??どの方だろう?
話を進めていくと、明後日の11日の月曜に人を集めてコーヒー飲み比べの会を行う予定だったのが、
土曜になって講師がインフルエンザになり別のやってくれる人を探している。と言うモノでした。
一瞬のためらい…。
時に月末土曜…その時点で既にバテ気味。それにその日は今月初の休み…。、
そもそも、私に他の講師が開催しようとしている代行なんてできるの??と思うし…(--;
でも口から突いて出た言葉が「…定休日なんで…できちゃいますねぇ」
これが営業日だったら即答で「出来ません!」と言ったのですが…やれなくない(笑)
電話口からも必死な声が聞こえてくるんです。なにしろ"明後日"の話なので。
で、参加人数や何をやってもらいたいのか?何を準備すればよいか?とか私にできるかどうかの質問をしてみました。
話しているうちに、視覚障害者の人たちのサークル活動と判明しました。
だいぶ前の木曜定休日の事、コーヒー講座のため店に来ていました。
買出しのためちょうど店の外に出たらジーっと看板を見ている女性がいました。
「今日お休みなんですぅ」と声はかけたら、「目の不自由な人達のコーヒー講座講師は出来ないか」と尋ねられました。
私は自分の講座内容を説明したうえで、「向いていないかもですが、ご相談には乗りますょ」と名刺をお渡ししました。
おぉΣ(゚Д゚)あの時の娘さんかぁΣ(゚Д゚)
いろいろ繋がって来ましたよ。しかし、ちょっと一旦冷静にならねば。
翌日折り返しお電話すると答えて電話を切りました。
何しろ明後日の話!半分乗りかかった舟だとは思いました。
謝礼はいただけるとの事でしたが、…コーヒー豆でトントンかぁ。
講座会場も勤労福祉会館で当店と同じ建物だし…いっちょボランティアすっかな✊
で、視覚障害者であるならば、嗅覚でも楽しませなくては!!と思いつき
店の片付けをさっさとすまし、速攻勤労福祉会館へ。
スタッフさんにガスコンロ使用可?を伺いにε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
残念ながらコンロの使用はできず(--;
ではでは、せめてミルを持っていこう!しかし、業務用ミルだと重すぎ!!
それぢゃ家から家庭用のミルを持ってこねば!
いろいろ思考を凝らさねば!
いつものコーヒー講座ではない!焙煎できない!
全てを口頭で伝えなければならない…時間は2時間くらいΣ(゚Д゚)
どうする??
コーヒー飲み比べの会と言っていたので3大エリアのコーヒーにしよう。
違いが分かるように特徴的な
・アジア「マンデリン」、
・アフリカ「モカイルガチェフェ」、
・中南米「コロンビア」に豆は決め、
試飲用の紙コップも手で触れてわかるようにシールを貼ってみたり、
効率を考えて現場で挽くコーヒーと既に挽いて持っていくコーヒーと分けてみたり、細工は流々。
運良き事に、午後からの講座。午前中に焙煎でより新鮮なコーヒーをお持ちできます💛
お時間になり準備にかかります。
以前、カルチャーセンターでの講座をやってきた経験が生きます!会場準備もスムーズ。
全員集まったところで、サークル主催者の方からのご挨拶と参加者14名(サポート7名含む)全員の自己紹介。
いよいよ私の第一声…。これまで考えていた事がスッカリ飛んでしまってましたΣ(゚Д゚)
ぼほぼほ私自身の紹介を主催の方が話してくれたので、何を言おうと💦💦
「えぇーー金子と申します」…思った以上にトーンが低く自分でビックリΣ(゚Д゚)
視覚障碍者でも健常者でも、コーヒーの真実を伝えるだけで講座は成り立つのです。
焙煎できなくても「新鮮なコーヒー」の意味と味わいを伝えるだけ!
話始めるとペースに乗ってきていつも通り。調子に乗ります🌊
初めの緊張がウソのよう(^^;
後日談ですが、主催の方が店にもきてくれて「第一声の緊張が録音でも感じたわぁ」と笑っていらっしゃいました。バレバレですね(^^;
そして14人分のコーヒーを淹れる!こんな大量に淹れるのは初めてぢゃない?!
こんな感じになっている会場の真ん中で両サイドのテーブルに600mlのサーバーで淹れていきます。
淹れる時の香りもより近くで感じていただきたい!
ポットを1つ持ってきているので、1種コーヒーにつき1800mlを抽出。
それを3回、14名様での試飲会。
試飲だからと言って、少量だと「コーヒー飲んできた」って感じにならないだろうし、
ちゃんと"飲んだ感"を出してもらうために結構大量な抽出です。
もちろん、1人ぢゃできないのでサポートの方達にお手伝いをお願い。
容赦なく「ドリップポットにお湯入れてきてください」とか
「挽いた豆を嗅げるよう回してください」とか
「皆さんに配ってください」とか。
…ホント人使い粗くてすみません。ありがとうございました。
後日談、写真を撮る係の方もいたらしいのですがその方にバシバシお手伝いをお願いしちゃったので
写真がほぼゼロだったそうです💦💦💦ごめんなさぁいm(__)m
全部のコーヒーを試飲してもらって最終的な皆さまの好みを聞いてみました。
今回の飲み比べでは「マンデリン」が一番人気でした(^_-)-☆
最後は1人1人感想を言ってもらえて、皆さまに喜んで貰えたようだとホッと胸をなでおろし、
「次回も企画したら是非」とおっしゃっていただけたので、無事講師代行を務められたかと安堵。
ただしそこは代行、病欠されちゃったけど講師の方はいらっしゃいますので「機会があれば」と。
ヘトヘトで疲れ果てていたものの代行をお受けして良かったと思いました。
喜んで貰えたことは基より、
自分の語彙の無さや口頭で伝える技術の無さを痛感し、
大人数へのコーヒー講座を体験できた事は宝です。
あ"~、まだまだ勉強が必要だなぁぁぁぁああ。
文中にも後日談と言う文言が出てきますが、
この日の後日に主催の方や参加者、サポートの方が
挨拶がてらかな?!当店にコーヒーを飲みに来てくださいましたm(__)m
(気を使ってくださってるのかしら??)
まぁいずれにせよ日々の営業もですが、
コーヒー講座も来年ぴょんと飛躍させないとですね。
課題ができました。
年末のエピソードⅠでした。Ⅱがあるかどうかは不明ですm(__)m
ではでは、長いブログを読んでくださりありがとうございました。
いよいよ大晦日になっちゃいましたね。
それでは、よいお年を!!
Comments