『コーヒーデビューはいつでしたか?』
こんばんは。店主・カネコです。
コーヒー好きが講じてコーヒー屋をやっている私。
しかし、はじめから好きな物ではなかった気がします。
中学の頃、中間・期末テストの勉強のためにコーヒーを飲む
…それもインスタントコーヒーをミルクたっぷりでと言う形だった事を覚えています。
兄が眠気が飛ぶと飲んでいたのを、信じて真似たくらいですかねぇ。
その後、練乳を入れると甘くなっておいしい💛と気がつき、
もはや「コーヒー飲料」と化した物を好んで飲んでいました。
皆さまのコーヒーデビューはどんな形だったのでしょう?
私はとある男の子のコーヒーデビューに立ち会いました。
おばあちゃんと一緒に当店に来た小学生の男の子。
大人しく奥のテーブル席に着きました。
「おばあちゃんに連れてこられたんだぁ」とばかり思っていました。
「ブレンド2つ」とおばあちゃん。
「はい、承知しました」とカウンター内に戻った私。
…少し考えてもう1度テーブル席へ。
「ブレンド2つでよろしいんですか?」と。
おばあちゃんが言うには、この男の子。
何度も当店付近を通過しているらしいんです。
そして、コーヒーの香りに惹かれていたそうです。
で、おばあちゃんが来たこの日に「連れてって」とお願いしたそうです。
まず、親にはお願いしなかったことが可愛らしい!
喫茶店って大人の世界と思っているんでしょうか?
子供が行っちゃ怒られるとかって想像しているんでしょうか???
そこに、おばあちゃんと言う存在!
私も「なんか怒られるかも?」って思った時は、
おばあちゃんに相談・お願いしたものです(笑)
ブレンドが運ばれるとおばあちゃんのレクチャーが始まります。
きっとおばあちゃんも嬉しかったと思いますょ。
― まず、そのままで
― 熱いからスプーンで
― お砂糖ちょっと入れてみて
― 苦かったら全部入れてみて
― ミルク入れてもいいんだよ
そのレクチャーを受け、
男の子がまずはスプーンで1口、
そして砂糖を少しいれてスプーンでもう1口
こんな初々しいデビューに立ち会ってしまいました(*´艸`*)
男の子は砂糖を少しいれただけの状態で飲んでいきました。
おばあちゃんが不安そうに何度も
「ミルクは?ミルク入れてもいいのよ」と。
私も男の子に一言…
「おとなの階段を1歩登ったね」と。
いつも嗅いでいる魅惑の香りの正体を知って、
「おいしかったです」と言って帰っていきました。
帰った後のカップが空になっているのを見てコーヒー屋は一安心。
幼き頃にこのコーヒーに出会えてたらなぁと羨ましく思うのと同時に、
ステキなコーヒーデビューの瞬間に立ち会えて感無量でした。
あなたのコーヒーデビュー、覚えていますか?
ぜひ教えてくださいね(^_-)-☆
また明日にお会いしましょう。
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